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2021/08/13

アプリケーションの動く仕組み

こんにちは、AAの前村です。
今回は受験勉強の話ではないのですが、知っておいた方が良い知識として「アプリケーションの動く仕組み」について書きたいと思います。
皆さんが普段利用しているLINE、Twitter、Instagramはどのような流れで動いているのでしょうか。
今回はそのアプリの仕組みについて厳密な説明ではないですが、ざっくりとどのような流れなのかを理解してほしいと思います。
なお、今回は分かりやすさ重視で表現するので厳密には違う部分がありますが、大まかな流れは理解できると思います。
 
LINEを中心にして仕組みを解説していきます。
AさんがBさんに対して「こんにちは」とLINEを送りました。この時、アプリ内ではどのような処理が行われているのでしょうか。
この時、まずはAさんのスマホからLINEのサーバーに以下のような文字列が送信されます。
「to:B, from:A, text:"こんにちは", type:submit」
ここでいうサーバーは情報を置いておくネット上の場所くらいの認識で良いです。
この文字列はかなり単純に書いていますが、ひとつひとつ分解して考えれば意味は分かると思います。
「to:B」なのでB宛てに、「from:A」でAから、「text:"こんにちは"」でこんにちはという文章を「type:submit」で送信するという意味です。
まとめると「AからBに『こんにちは』という文章を送信する」という事になります。
そして、この文字列を送られたサーバーは何をするかというとBさんのスマホに対して同じ文字列を送ります。
送られたBさんのスマホは文字列を判断して、AさんからBさんに「こんにちは」が送られたと認識します
そして、Bさんのスマホ内でAさんとのチャット欄のところにAさんからの吹き出しで「こんにちは」という文字を表示します。
ここでポイントなのは、吹き出しの表示はスマホ内で行われていて、サーバーとスマホ間でやりとりしているのは文字列の情報だけということです。
 
まとめると、Aさんのスマホから「AからBに『こんにちは』を送る」という意味をもつ文字列をサーバーに送信し、サーバーからBさんのスマホに同じ文字列を送信して、Bさんのスマホ内でAさんが「こんにちは」と言ったように吹き出しで表現するという流れです。
今まで当たり前のように使っていたLINEではこのような処理が行われています。
アプリやWebサービスはユーザーとして使うだけでは仕組みを理解する必要はありませんが、開発に携わる場合は必須知識になります。
今後アプリ開発やWeb開発に興味がある人はこのようなIT知識をつけていくと良いと思います。